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◆HASSELBLAD SWC <2>

 

(The Hasselblad SWC is a wide-angle camera in the Hasselblad system)
と解説されているようにSWCとはスーパー・ワイドアングル・カメラの略称です。
(The Zeiss 38mm Biogon f/4.5 lens a 90゜angle of view)
ツァイス製のピオゴン38mm・f4.5のレンズで画角は90度あります。
普通の35mm版のカメラ換算だと、約22mm程度の超広角レンズに匹敵します。

実はこのZissのピオゴン38mm/4.5というレンズは、ピオゴン60mmと共に計測用カメラにも使用されているように歪曲収差が極めて少なく、線はどこまで行ってもまっすぐで、カメラを水平・垂直に保つと38mmという超広角を感じさせずに非常にシャープな撮影を行う事が出来きます。
イメージサークルの広い大型カメラ用に多い対称型のレンズ構成な為に、シャッターや絞りの付くレンズ中心から後にレンズが出っ張っているので、ミラーが動く一眼レフレックスボディに付ける事が出来ません。

◇つまり、ピオゴン38mm/4.5というレンズが最初に在って、このレンズの為に専用のボディを付けたのが、ハッセルブラッドSWCというカメラなのです。



SWC-1a.jpg




私が所有するモデルは古いタイプ(68年製)ですが、現行モデルでもレンズコーティングやシャッターがコンパーからプロンター製に代わっている事と、カメラのデザインが若干変わっている程度で基本はまったく変わっておりません。

ご覧のように、レンズの後に薄いボディが付き、その後にフィルムパックが付き、ボディの上には透視式のファインダーが付いています。



SWC-2.jpg

 

◇フィルム巻上げとシャッターチャージをクランクハンドルを廻して行うのは、他のハッセルブラッドと同じですが、ピント合わせは目測で露出設定(シャッタースピード&絞り値)も無論マニュアルです。
少しカメラに詳しい方ですと、広角レンズは被写界深度(ピントが合う奥行き)が深いから絞り込んでパンフォーカスで撮れるとお考えになるでしょうが…どっこい、HasselbladのSWCは結構ピントにシビアなカメラのです。撮影したネガをピントルーペで観察するとピントの芯がはっきりと分かります。

しかもこのレンズはフィート目盛りなので目測ピント合わせも訓練が必要です。
ただ慣れるとフィートという基準(ヤード・ポンド法)は尺と同じで人間の身体が基準なので、子午線が基準のメートル法よりも分かり易いものです。1フィート(feet)は約30cmで男の足の大きさとされていますし(私は26cmですが・笑)、その1/12の1インチ(inch)は男の親指の幅から来ているそうです。
大型カメラのシートフィルム(4”×5”や8”×10”)や印画紙のサイズは通常インチで表示されますから、写真家には割合馴染みのある基準です。TV画面サイズもインチ表示ですね。



SWCヒルズa-1

 

300px-Brueghel-tower-of-babel.jpg

 

↑私のSWCのピオゴン38mmはレンズ・コーティングがモノ(単層)コートなので所謂マルチ(多層)コーティングのものに比べてモノクローム向きと云われていますが、最新のリバーサル・フィルムでもちゃんと写ります(当たり前ですが…)。基本的にピオゴンは絞らないと周辺光量落ちがあります。

ヒルズ->現代の『バベルの塔』の雰囲気出ているでしょうか?
手持ちのスナップ撮影なのでシャッタースピードを優先して、あまり絞り込んでいませんが、まずまずの写りだと思います。こうした撮影の場合は三脚を立ててキチンと撮るべきなのですが…。


ヒルズ

 

↑関係ないのですが…この時に私の居住地から”ぎろっぽん”まで往復800km以上を運んでくれる、愛しのオールド・ミニです。実は私、麻布十番に住んでいた事がありまして、懐かしくなって時々訪れるのですが…(特に最近は)すっかり変わってしまいました・涙。(路上駐車なので三脚立てる隙ありませんでした)
この後、速攻で麻布十番の『更科』に行きましたが、蕎麦の味落ちましたね。

古きよき?六本木は不良外人と横文字職業の業界人や銀座がひけた後のお姉さま達の街だったのですよ。
そんな六本木交差点から下った麻布十番は庶民感覚のある商店街で、疲れたこころを癒してくれる住み易いところだったんですけどね…。ま…若かりし頃へのセンチメンタルです。


SWC-3.jpg

 

↑SWCが現役バリバリの証拠というか、特製のレンズフードに新型のフィルムパックをカラー用とモノクローム用と二個用意してお散歩カメラのセッティングです。外付けファインダーの左横に出っ張っている四角い小さなプリズムは真下の水準器で水平・垂直を確認するためのものです。
最新型も欲しいのですが…高価ですから…この古い奴を使い続けます。

 

 

テーマ : ★カメラ&レンズ・機材
ジャンル : 写真

コメント

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No title

CFV デジタルバックという文字列で検索したらこちらに行き当たりました。
最初の目的のCFVの事はすっかり忘れて最初から読みふけってしまってます。

一番下のSWCの写真、この角度からの眺めも素敵ですね!

私は左目で水準器を眺めていたら酔いそうになります。。

No title

scarecrowさん、コメントありがとうございます。
ほぼ一年ぶりのアクセス(汗)で・・・大変失礼いたしました。
アクセスが4500程度になっていたのにもビックリしました。
これから又、シコシコと何か書いていきます。

SWCの水準器はとても難しいですね。

>私は左目で水準器を眺めていたら酔いそうになります。。
↑その気持ち良く分かります(笑)

ノーファインダーでのキャンディットショットを撮るのも面白いと思います。
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