スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

◆HASSELBLAD 501C/M <6>

大型ミラー「グライディング・ミラーシステム」(GMS)を搭載した501C/Mが発売されたのが1997年、このミラーシステムによって500mmレンズ以外のミラー切れが無くなった。前年に同システムを搭載した503CWが発売されているが、これから電動フィルム巻き上げワインダーの装着と専用ストロボTTLシステムを取り除いたモデルである。かざばるワインダーも専用ストロボしか使えないTTLも不要な私は501C/Mを選んだ。
尚、注意せねばならないのは「M」の付かない501CはGMSを採用していない点だ。

 

_MG_4742ta.jpg

 

_MG_4759ta.jpg

 

↑501C/M・97製(左)と500C/M・73製(右)を並べて撮ってみた。(両者には24年の隔たりがある)細部も印象もずいぶんと変わって見えると思うが、総じてコストダウンが図られている。
巻き上げクランクの質感やシャッターボタンの変化、本体左側面にあるシャッターチャージ・シグナルインジケーターが廃止され、フィルムパックのフィルムシグナルの小窓のみが残った。
HASSELBLADは本体を常にチャージ(巻き上げ)ていないと、フィルムパックもレンズも脱着出来ないシステムになっており、この二つのインジケータ小窓を目視チェックするのが習慣になっている。
三脚座金もデザインが変更され、それまで使用していたクイックシューが使えなくなった。
このモデルでは巻き上げクランクハンドルも取り外せない。
HASSELBLADもついにコストダウンの波には抗えない事になったのだろうか…。
しかし、GMSやアキュートマットD・ファインダースクリーンの採用や内面反射低減パルパス材の採用など実質的な性能向上は原型を保ったまま確実に行われている。

 

 

_MG_4736ta.jpg

 

↑明るいアキュートDスクリーンと、ゾナーCF180mm/4T☆レンズが付いている。
この組み合わせはポートレート撮影に最適な組み合わせになる。

 

 

saboten+horun-1fc2.jpg

 

 

_MG_4769ta.jpg

 

 ↑従来のゾナー150mm/4と250mm/5.6の間を埋める、新開発の180mm/4は3本の中で一番高いレンズになった。

高価なだけあって光学ガラスがみっしりと詰まっているようで重い。
35mm版に換算すればさしずめF1.8程度の85mmといったところだろうか…。
明るく透明感のあるファインダー画像とピントの山がつかみ易い、使いやすいレンズだ。


◇6回続けてきたHASSELBLADの500シリーズモデルの紹介・解説は今回で一旦終わろうと思う。

今後は撮影した写真を中心に紹介していこうかとおもいます。
HASSELにはこれ以外にフォーカルプレーン・シャッターの1600Fに端を発する2000シリーズから200シリーズがあり、特殊なテクニカル・カメラのFlexBodyやArcBodyが造られたが、私は所有も使用もした事も無い。
さらに、FUJIFILMと共同開発した645サイズのHシリーズも同様だ。

スウェーデンのVICTOR HASSELBLAD社は、現在も今後もデシタル・システムの開発に意欲的に取り組むようで2006年にはHシリーズのH3Dデジタルカメラと共に、Vシリーズ(500シリーズ)の503CWD・デジタルカメラを発表している。このCFVデジタルバックは当然だが全てのVシリーズボディで使用できる。問題はレンズのデジタル適正だが、私がCF50/4FLEでテストした結果はほぼ満足出来るものだった。 http://koodoo.blog114.fc2.com/blog-entry-15.html

スポンサーサイト

テーマ : フィルムカメラ
ジャンル : 写真

◆HASSELBLAD 503CX <5>

今から20年前の話になるが…18年ぶりに500C/Mからモデルチェンジした503CXが発売されたのが1988年だ、日本はまさにバブル景気の真っ盛りだった。翌年の末に日経平均株価は¥38,915までつけた。
しかし翌1990年3月の大蔵省銀行局によるいわゆる「総量規制」が、前年に導入された「消費税」と「湾岸戦争」による原油高などと重なって、9ヶ月後の10月には日経平均株価は一時¥20,000割れまで落ち込んだ(現在はなんと!¥10,000割れ)。我が国の資産価値が約半分~1/4になったとも言える訳だが、一体いくら位になるのだろう。

 

業界内でも仕事そっちのけで株やマンションなどの不動産を買いつける「にわか成金」が出て来て、飲み屋ではずい分とご馳走になった。こちらは投資に廻せるような資産など無いし、借金も嫌なので景気の良い話を聞いてやって馳走になるだけで満足していた。サイドビジネスには興味が無かった。
正直この頃は「宵越しの金は持たない」という感覚で、若かった事もあって仕事はいくらでもあるだろう。
仕事さえやっていれば、金は毎月ズート入ってくるもの…と思っていた。

 

ところが…ご案内のように、景気は一気に冷え込んだ。
広告業界は影響が早い、中小企業しか無い地方は特にそうだ。わざわざ新規の広告ビジュアルの制作などしなくなった。広告の出稿量が変わらなくても新しいビジュアルの制作が無くなれば我々は食い上げになる。

「にわか成金」がいつの間にか居なくなり、街でバッタリ会うと生命保険会社の名刺を渡されたりした。
スタッフを多く抱えるプロダクションは撮影料の価格競争に走り出し、私の事務所に仕事が来なくなった。

今更、仕事をくれと歩いたところで…全体の構図は見えている。
僅かなスタッフだが、遊ばせておく訳にもいかない。
地方公共団体の広報の仕事を請け、同時に季刊のミニコミ誌づくりで何とか食い繋いだ。
コマーシャル(広告)と同時にエディトリアル(出版)の仕事を続けてきた事が役に立った。


_MG_4748t.jpg

(1994年製の503CXにPME51の露出計内臓の45度プリズムファインダーと、ディスタゴンC60mm/3.5T☆レンズ、右側のアクセサリーシューに水準器をセットしている)

503CXはフォーカス・スクリーンがアキュートマットと称する明るいものに変わり、ミラーボックス内と遮光板の内面反射低減の為のパルパス材が張られた。専用ストロボによるTTL自動調光も可能になった。
ディスタゴンC60mmレンズは他にF5.6とF4のタイプが在ったが、黒鏡胴のTスターF3.5になってから重く長くなったが、やっとマトモに使えるレンズになった。

 

_MG_4730b.jpg

↑こちらの写真では、ディスタゴンCF50mm/4 FLE T☆が付いている。35mm版カメラ換算だと28mm広角レンズに相等する。FLE(近距離収差補正機構)なしのC50mm/4やCF50mm/4に比べると、明らかに差があり特に周辺の像の流れなどが目立たなくなった。

ミラー切れは500C/Mと比べると僅かに改善されているようだが、それでも150mm以上になるとピントルーペを覗く角度によってはケラレが気になるので、私は方眼グリッドのアキュートマットを付けて広角専用ボディのようにして使っている。

 

Hawaii-2bb.jpg  

↑1月中旬のHawaiiは航空券もホテルも安く、波も大きいので海を撮るにはベストな時期だ。
丁度この反対側のノースショアなら波はもっと大きい。(スキャンから画像縮小があまり上手くいっていない)
オアフで最近、気にいっているのはHawaiianaホテル、Kalakaua通りとBeach walkの交差近くにある2階建てのこじんまりした古いホテル(アパート?)。朝出かける時にプールサイドに居た老夫婦が夕方帰るとそのまま居たりするような感じ。レンターカー屋も近いので便利。元は米軍(将校用)施設だったとか?

私は暇な時には自分で手配して訪れるようにしている。ただブローニーフィルムは怪しい物に見えるらしくて、X線スルーを申請するとセキュリティで一本一本全部の包装を開けてチェックされるのには参る。
デジタルも同時に持っていくのだが、撮影はデジタルが圧倒的に多くなってきている…。
それでもカメラバックにHASSELBLADの機材(最小限)を詰め込まないと気分が出ない・笑。

 

 

nude-b.jpg

↑カメラマンに付きものの写真カテゴリーだが、女性の肌をきれいに見せる方法として暖色系の色カブリを加える方法がある。バーなどの店内が薄暗いタングステンライトで照明されているワケは皆様ご承知の通りで、それを応用している。ここ数年、このカテゴリーの写真を撮っていないので…
余談だが、デジタルは関係ないがフィルムの場合はラボに現像に出すわけだが、ヌードの場合はものによっては検閲コードに引っ掛かる場合がある。年々緩やかにはなっているが、(旧い話だが・笑)大島渚監督の裁判の例もある。撮影時にそれなりの注意が必要だ。

 

 

テーマ : ★カメラ&レンズ・機材
ジャンル : 写真

◆HASSELBLAD 553ELX <4>

NASA-fc2.jpg

 (↑写真:HASSELBLAD社のカタログから)

 

アポロ11号が月面着陸ミッションを行ったのが1969年、NASAはHASSELBLADの500ELからミラーなどのレフレックスファインダー系を外し、ピオゴン60mm/5.6という特殊なレンズを付けた「スペースレコーディング・カメラ」(上写真)と、NASA仕様の500ELにプラナー80mmとゾナー・スーパーアポクロマート250mmを月に送り込んだ。

この時、撮影済みのフィルムだけが地球に持ち帰られ、3台のHASSELBLADカメラは月に置き去られて来たという…さらに、(別のミッションで)船外活動中に飛行士の手を離れてHASSELBLADが一台、宇宙空間を流れていったらしい…「宇宙空間を漂うハッセル」…いかにもこのカメラのイメージにピッタリだ。

ちなみに1965年以降、約150台の500ELがNASA仕様として多種多様に改造されたという。

 



_MG_4725b.jpg

 (私の553ELXは1992年製である。プラナーCF80mm/2.8T☆が付いている)

 
ELシリーズはいわゆるモータードライブであるのだが、巻き上げ速度は遅い1.3コマ/秒である。
メーカーの技術者の話によると、「早くは出来るがそうすると静電気がフィルムに走ってしまう」という事らしい。120タイプのフィルムは紙のリーダーペーパーがあるせいのようだ。
220タイプや70mmフィルムならば問題ないのだろうか…聞き漏らしてしまった。私がこのボディを入手したのは、500ELからミラーが大型になって長焦点レンズのケラレが解消された為である。

スタジオで120mなどのレンズを使って商品撮影をしている時にファインダーの上が1/5ほどもケラレて見える事は問題がある。(ルーペを使わなければ1/10程度であり、撮影されたフィルム上でケラレは当然無い)

人物撮影などの場合はモーターによってフィルムの巻上げとミラーの復帰がされるので、ジックリと被写体に注意を集中させやすい効能もある。また、このモデルから普通の単三乾電池を使えるようになった。
従来の専用ニッカドバッテリーは高価な割りに問題が多く、ロケなどには持って行く気が起きなかった。

 

 


AnselImogen.jpg

↑巨匠A・アダムスもHASSELBLADを愛用していた。
アダムスが嬉しそうに抱えているのはプラナーC100mm/3.5レンズ付きの500ELと思われるが、彼の代表作の一枚『ハーフドームの月の出』はヨセミテ公園で500Cにゾナー250mmで撮影されている。ハッセルは月との相性が良さそうだ。

 


_MG_4722a.jpg

↑の写真で553ELXに付いているレンズはプラナーの120mmだが、CFタイプになって鏡胴デザイン変わり、レンズ開放値もf5.6からf4と一段(1EV)明るくなっている。スタジオストロボのアンブレラに反射させて暗くなったモデリングランプでピント合わせする場合、一段明るいレンズはとても助かる。



yasi-b.jpg

『椰子』(沖縄の自然)
屋久島に行ってみたい…


三脚嫌いの私が重い553ELXを持ち出す時は、ロケで長焦点レンズを使う時にレンズとのバランスと安定感を求める為だ。地方でバッテリーが切れても単三電池ならどこでも手に入る。

 


Wave-b.jpg

『1/f ゆらぎ』月の引力が地球の生体リズムをつくっている…
(コンセプチュアル・アートを気取って?…笑、1.3コマ/秒で波のリズムを撮ってみた)

 

 

_MG_4719a-fc2.jpg

  ↑HASSELBLADカメラシステムの素晴らしい点は、年代の異なるアクセサリーが全てピタリとフィットするところにある。70年代のHC-4プリズムファインダー、80年代のゾナー250mmレンズ、90年代前期の553ELXボディとレンズシェードに、90年代後期のフィルムパックが組み合わされており、使用に何の問題も無い。

 

 



砂浜+Mのコピー

 

テーマ : ★カメラ&レンズ・機材
ジャンル : 写真

◆HASSELBLAD 500C/M <3>

ハッセルブラッドは中型カメラ(ブローニーサイズ)としてはコンパクトなカメラです。
1948年の最初のモデル1600F(フォーカルプレーン・シャッター)から外観が、1957年からの500シリーズでは操作方法も変わらないモデルですが、使用者側でそれなりの操作方法を会得する必要なところがあり、後発のカメラのメカニズムに対して旧態依然とした部分もあります。(500シリーズは全てレンズ・シャッター)

かの有名な立木義浩氏は、「プロは身体をカメラに合わせてゆくんだよ。プロは現有勢力でなんとかしようとする。アマチュアは文句をいう。でもアマチュアのクレームのおかげで機材の進展がある」と看破しています。
確かに…プロ用機材はコンシュマーモデルに比べてあまり進歩しません。
それはプロの場合、使いやすさよりも絶対的な性能の優位さやシステム性の確保と発展性を望み、長期間使い続けることによる弱点の克服を会得してしまっているからだと思います。従って耐久性や操作確実性の改良は望んでも、むやみな変化は求めない保守的傾向があると思います。

なんと言ってもこのモデルはHASSELBLAD 500シリーズのベストセラーモデルで、1970年から503CXにモデルチェンジする1988年まで18年間不変のモデル名でした。

HASSELBLAD 500C/Mは「M」が示す通り500Cのモデファイド(Modified)したもの、つまり改良型という意味です。外観上では変わらず、スペック上ではフォーカシング・スクリーン(焦点版)がユーザー側で交換可能になった程度しか判りませんが、年代によって内外共に細かく変わっているようです。

 


500cm-1fc2.jpg

 (500C/MにプラナーC100mm/3.5付きで、クランクタイプの巻上げに変えてあります)

 


ボディよりも外観上の変化が大きかったのはZiss製のレンズの方かもしれません。
レンズのコーティングがT☆(ティースター)と称するマルチコーディングになり、逆光時のハレーションが少しはマシになりましたが、レンズが大きくボディがタイトなために余分な光を拾いやすく、ボディの内面反射を抑えるのが難しかったと思います。従って仕事では蛇腹式のプロシェードという大型のレンズシェードは必需品です。
レンズがT☆になると同時に鏡胴は黒の塗装に変わってしまいました。

img_1591803_44967496_1.jpg

 (スタジオでのモデル撮影でよく使用するゾナーC150mm/4T☆のレンズが付いています。フィルムパックのフィルム巻き上げもクランク式に変わっています。)


◇「黄金比」と呼ばれる数学的な値は皆さんもご承知かと思いますが、これは「ギリシャの建築家や彫刻家も自分達の作品にこの比率を取り入れています。有名なギリシャの彫刻家フェイディアスも黄金比を利用しています。パルテノン神殿の各部の比率にも、黄金比は用いられています」。
黄金比は調和と関係しており、それは二つの線分の長さの理想的な比率であり、芸術や建築に適用された場合にもっとも美しい視覚的効果を生みます。縦横の比が黄金比の関係になっている長方形は、どんな長方形よりも視覚的に美しいとされています。
その値は1:1.61803398とされています。

書籍や雑誌の縦横比やB5やA4などのデザイン比率も、この黄金比(約1:1.6)に近いものです。
したがってHASSELで6×6cmの原版を撮影しても、印刷の場合、デザインやレイアウトで左右か上下がトリミングされて長方形の写真になる場合が多いのです。

darkroom-1fc2

 

darkroom-5a.jpg

↑上のノートリミングの写真ですは、右上に建物の梁やモデルの足元に敷いた光を乱反射させる為のステンレス板などが写っています。撮影時には当然、これらのものをトリミングして仕上げる事を前提に撮影しているわけです。


アスリート-5のコピー

 
(優れたハッセル使いのRobert Mapplethorpeを気取って…?)

↑『肉体の黄金比』と共に…自然界に見られる形には、どの部分をとりあげても、そこに全体の形態的特長が縮小された形で反復されるという性質があります。たとえば、シダの小さな葉を見ると、その一つ一つはシダ全体の形をなぞっていることがわかります。
自然界の創造物たる人間の肉体も、このような基本的パターン「フラクタル」をなぞっており、我々はそれを美しいと感じるのでしょう。

テーマ : 写真家の仕事
ジャンル : 写真

◆HASSELBLAD SWC <2>

 

(The Hasselblad SWC is a wide-angle camera in the Hasselblad system)
と解説されているようにSWCとはスーパー・ワイドアングル・カメラの略称です。
(The Zeiss 38mm Biogon f/4.5 lens a 90゜angle of view)
ツァイス製のピオゴン38mm・f4.5のレンズで画角は90度あります。
普通の35mm版のカメラ換算だと、約22mm程度の超広角レンズに匹敵します。

実はこのZissのピオゴン38mm/4.5というレンズは、ピオゴン60mmと共に計測用カメラにも使用されているように歪曲収差が極めて少なく、線はどこまで行ってもまっすぐで、カメラを水平・垂直に保つと38mmという超広角を感じさせずに非常にシャープな撮影を行う事が出来きます。
イメージサークルの広い大型カメラ用に多い対称型のレンズ構成な為に、シャッターや絞りの付くレンズ中心から後にレンズが出っ張っているので、ミラーが動く一眼レフレックスボディに付ける事が出来ません。

◇つまり、ピオゴン38mm/4.5というレンズが最初に在って、このレンズの為に専用のボディを付けたのが、ハッセルブラッドSWCというカメラなのです。



SWC-1a.jpg




私が所有するモデルは古いタイプ(68年製)ですが、現行モデルでもレンズコーティングやシャッターがコンパーからプロンター製に代わっている事と、カメラのデザインが若干変わっている程度で基本はまったく変わっておりません。

ご覧のように、レンズの後に薄いボディが付き、その後にフィルムパックが付き、ボディの上には透視式のファインダーが付いています。



SWC-2.jpg

 

◇フィルム巻上げとシャッターチャージをクランクハンドルを廻して行うのは、他のハッセルブラッドと同じですが、ピント合わせは目測で露出設定(シャッタースピード&絞り値)も無論マニュアルです。
少しカメラに詳しい方ですと、広角レンズは被写界深度(ピントが合う奥行き)が深いから絞り込んでパンフォーカスで撮れるとお考えになるでしょうが…どっこい、HasselbladのSWCは結構ピントにシビアなカメラのです。撮影したネガをピントルーペで観察するとピントの芯がはっきりと分かります。

しかもこのレンズはフィート目盛りなので目測ピント合わせも訓練が必要です。
ただ慣れるとフィートという基準(ヤード・ポンド法)は尺と同じで人間の身体が基準なので、子午線が基準のメートル法よりも分かり易いものです。1フィート(feet)は約30cmで男の足の大きさとされていますし(私は26cmですが・笑)、その1/12の1インチ(inch)は男の親指の幅から来ているそうです。
大型カメラのシートフィルム(4”×5”や8”×10”)や印画紙のサイズは通常インチで表示されますから、写真家には割合馴染みのある基準です。TV画面サイズもインチ表示ですね。



SWCヒルズa-1

 

300px-Brueghel-tower-of-babel.jpg

 

↑私のSWCのピオゴン38mmはレンズ・コーティングがモノ(単層)コートなので所謂マルチ(多層)コーティングのものに比べてモノクローム向きと云われていますが、最新のリバーサル・フィルムでもちゃんと写ります(当たり前ですが…)。基本的にピオゴンは絞らないと周辺光量落ちがあります。

ヒルズ->現代の『バベルの塔』の雰囲気出ているでしょうか?
手持ちのスナップ撮影なのでシャッタースピードを優先して、あまり絞り込んでいませんが、まずまずの写りだと思います。こうした撮影の場合は三脚を立ててキチンと撮るべきなのですが…。


ヒルズ

 

↑関係ないのですが…この時に私の居住地から”ぎろっぽん”まで往復800km以上を運んでくれる、愛しのオールド・ミニです。実は私、麻布十番に住んでいた事がありまして、懐かしくなって時々訪れるのですが…(特に最近は)すっかり変わってしまいました・涙。(路上駐車なので三脚立てる隙ありませんでした)
この後、速攻で麻布十番の『更科』に行きましたが、蕎麦の味落ちましたね。

古きよき?六本木は不良外人と横文字職業の業界人や銀座がひけた後のお姉さま達の街だったのですよ。
そんな六本木交差点から下った麻布十番は庶民感覚のある商店街で、疲れたこころを癒してくれる住み易いところだったんですけどね…。ま…若かりし頃へのセンチメンタルです。


SWC-3.jpg

 

↑SWCが現役バリバリの証拠というか、特製のレンズフードに新型のフィルムパックをカラー用とモノクローム用と二個用意してお散歩カメラのセッティングです。外付けファインダーの左横に出っ張っている四角い小さなプリズムは真下の水準器で水平・垂直を確認するためのものです。
最新型も欲しいのですが…高価ですから…この古い奴を使い続けます。

 

 

テーマ : ★カメラ&レンズ・機材
ジャンル : 写真

プロフィール

koodoo

Author:koodoo
足跡つけていってネ…

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
FC2カウンター
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。